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USBサウンドデバイス(その1) [歪率計]

ノートPCで使おうとしたら、マイク入力とヘッドホン出力しかないことに気がついた。ここはひとつUSB接続のサウンドデバイスを使ってみることにしよう。外付けなのでPC内部のノイズに影響されなくてS/Nが良いということだが、さて・・・

サウンド出力(再生)とライン入力(録音)が同時にできなくてはならないのと、できれば96kHz,24ビット以上で動いてほしい。オンキョーのUSBサウンドデバイスはUSB1.1で、サポート情報を検索すると同時入出力の場合に制限がありそうだ。USB2.0を条件にするとクリエイティブのUSB Sound Blaster Digital Music Premium HD(長いので以下SB-HD)が見つかったので買ってみた。Amazonで税込み6,794円だった。
USB SB-HD

まずはデスクトップPC(WindowsXP SP3)につないでみる。付属のドライバソフトを入れると専用のオーディオコンソールが使えるようになった。ここでサンプリングレートとビット数、ミキサー設定などができる。SB-HDは同じ入力端子をマイク、フォノ、ラインレベルに切り替えられ、フォノにするとRIAAイコライザが有効になり、MMカートリッジを直接つないでアナログレコードをデジタル録音できるようだ。96kHz,24ビット、ライン入力を選んで実験する。
SBコンソールパフォーマンス(WinXP)SBコンソールミキサー(WinXP)

入出力を直結して測ったのがこれで、出力ボリュームを最大にして、入力ボリュームでレベルを調節してある。SE-200PCIより成績が良い。さすが外付けといったところだ。
SB歪(出力100%)

試しに入力ボリュームを100%にして出力ボリュームを絞ったのがこれ。
SB歪(入力100%)
こちらのほうが若干だが歪が少ない。普通は出力最大で入力ボリュームを絞ったほうが成績がいいはずなのだが・・・?。おそらく最大出力時に信号自体が歪むか、入力のヘッドアンプがボリュームより前にあって、大入力で歪が増えるかのどちらかだろう。ちなみに、出力ボリューム最大時の出力レベルは1.55Vrms。入力ボリューム最大時に1.06Vrmsくらいでフルスケールになる。他のサウンドカードより入力感度が低めだ。

しかし問題が生じた。FFT波形がときどき大きく乱れる。音楽を再生してみるとプチッというノイズが出る。こいつがいわゆるUSBサウンドのプチプチノイズか?!
歪率がいきなり1%を超えたらFFTを停止するようプログラムに細工をしてノイズの瞬間を捉えた。
SBプチプチノイズ波形
挟まっている波形は元の波形データの切れ端っぽい。ノイズの前後で元の波形の位相はずれていないので、一瞬どこかの(メモリにある)波形データで置き換わっているような感じだ。挟まる波形によってはいきなりレベルが変わるため「プチッ」というポップノイズとして聞こえる。

プチプチノイズの出る頻度はその時々によって違うが、場合によってはかなり盛大に出るときがあって、これでは音楽再生には使えないし、歪率測定時に出ると使い物にならない。Intel 945GチップセットやWidnowsXPとの相性かもしれないので、Windows7の入ったノートPCで試してみよう。


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