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アプリケーションプログラムを組む [歪率計]

ソフトウェアを組んでみた。まだ細かい調整が済んでいないのでいろいろ問題があるが、とりあえず動いている。
下の4枚の画面は、昔組んだヘッドホンアンプ(オーディオテクニカ製AT-HA2の中身を改造したもの)を測定している最中だ。入力ボリュームは最大、ヘッドホンの代わりに50オームのダミー抵抗をつけて、出力電圧を変化させたときの歪率の変化をグラフに描いている。

信号出力タブ
PCサウンドから正弦波を出す。これは実験用プログラムとあまり変わっていない。
自動歪率計ソフト(信号出力タブ)

信号入力タブ
PCサウンドに測定信号を取り込んで、歪率解析を行う。
自動歪率計ソフト(信号入力タブ)
レンジ切り替え後のタイミングを取るため、単発入力でも録れるように改造した。ところが波形の最初に必ずゴミデータがつく。仕方なく数10ポイント多めに取り込んで切ることにした。その他、ときどき周波数帯域に段が付くことがある。48kHz以上で20dBくらいノイズレベルが下がるのだ。PCをリセットすると治るのが不思議。入出力のサンプリングレートの件といい、SE-200PCIはいろいろと不安定なようだ。

信号調節タブ
サーボとU2アンプのゲインを切り替えて、信号レベルを適切に調整する。
自動歪率計ソフト(信号調節タブ)
自動測定時以外はマニュアル操作もでき、アッテネータとU2アンプゲインをそれぞれ設定できる。その他オートモードでは希望の出力レベルと入力レベルに応じて、自動的にアッテネータとゲイン、サウンド出力のソフトウェアボリュームを調節してくれる。

自動測定タブ
各機能を連携させ、レベルを変えながら歪率を自動測定する画面。
自動歪率計ソフト(自動測定タブ)
ここでは50mV~5Vまでを3つのブロックに分けてレベルの間隔を変えてある。間隔は対数で自動生成している。周波数もいくつか切り替えられるので、400Hzと1kHzの2つを指定した。ブロック数と周波数はそれぞれ最大10個まで指定できる。

0.5V付近に妙な山があるが、これは毎回必ず出るので、おそらくレンジを切り替えたときに何か起こっているのだろう。その他レベルの自動調整がまだスマートにいかないので、アルゴリズムを再検討しなくてはいけない。ハードウェアのミスも直したい、まだしばらくは楽しめそうだ。

トータル58データの測定時間は5~6分くらい。データはファイルに書き込まれる。放っておけばいいので楽だが、サーボの音が盛大に鳴り響くので深夜は避けたほうがいいかも。ファイルの内容はこんな感じ。
歪率データファイルの内容

9月は締め月で忙しいというのに、なんでこんな手のかかることをやろうと思い立ったんだろう・・・


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