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パワーアンプと電源 [PCオーディオ]

ウーハーを駆動するパワーアンプはモノラルで30~50Wくらいか。デジタルアンプを買うか、手持ちのパワーMOS-FETで作ろうかと考えていたら、友人が余っているデジタルアンプ基板と電源基板をくれるというのでありがたく使わせてもらうことにした。

http://www.sp01.jp/3_490.html で1860円(現在は在庫なし)と格安。フィリップスTDA8920BTHをBTLで使い8Ω負荷で170W出せる。スピーカーの耐入力が30Wrmsだから少々危険だが、ノイズを入れたりしなければまあ大丈夫だろう。電源入力にブリッジダイオードと大きな電解コンデンサが付いているのでAC20V×2を入れても使える。DC電源を供給すると電圧が少々無駄になるが、動作電圧±27Vに対して±30Vの電源基板がセットなので問題ない。

電源基板は±30V 7.6Aのほかに、プリアンプ用の±15V 1Aとアクセサリ用の+12V 1Aも出してくれる。見るからに盛大にノイズを撒き散らしそうなので、パワーアンプは単独で組むことにして、±15Vをウーハーコントロールアンプの電源として引っ張ってくることにする。

アンプと電源の基板をタカチのUS-200Hに押し込む。AC電源はメガネ型コンセント、電源スイッチは手持ちものを使う。プリアンプ用電源コネクタはサトーパーツCN-70-Aの3Pタイプを使った。3Pメタルコネクタより安くて軽く、使い易いのが良い。アンプ基盤についているボリューム軸の位置さえ合わせられれば後は特に難しい加工はない。レタリング文字はCasioネームランドの透明テープに打って貼り付けただけ。
POWER AMP内部.JPGPOWER AMP外観.JPG

TDA9820BTHにミュート回路が付いているので、電源ON/OFFのショックノイズはほとんどない。スピーカーに耳を近づけるとジュルジュルというノイズが出ていたが、ACコンセントの極性を逆に挿したら出なくなった。ホワイトノイズは少し多めかも。アンプのヒートシンクがけっこう熱くなるがアルミケース全体が少し暖かい程度で済むので問題ない。設計どおり、机の棚板の上下にすっきり収まった。
パワーアンプ+ウーハー.jpg

ウーハーコントロールアンプの電源回路
パワーアンプ電源から供給される±15Vは3端子レギュレータを通っているが、3端子レギはスイッチングノイズには無力なのでこちら側でLCフィルタをかます。チョークコイルは太陽誘電のLHLC10NB(1mH,0.48A,DC抵抗1.8Ω)を千石電商で入手。これと0.1uF+100uFのコンデンサでノイズフィルタを構成する。ノーマルモード対策だけだがオシロスコープで観測する限りスイッチングノイズが200mVp-pから40mVp-pに減った。その後3端子レギュレータを通して±12Vを得る。ちなみにここでもスイッチングノイズはそのまま通過してくる。
サブウーファ用電源回路.png


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