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スピーカーボックスの製作 [PCオーディオ]

ホームセンターに行き、900×600mm、12mm厚のシナカット合板を購入。ラワン合板の表面に薄いシナ板を貼ったもので、仕上げが楽なのでよく利用する。サービスカウンターに下図を持ち込んでカットしてもらう。直線ワンカット30円くらいだから安いものだ。
ボックス裁断図

全体の展開図はこんな感じ。
ボックス展開図

スピーカーとバスレフダクトの穴は木工用のサークルカッターを使って開ける。
SP1_サークルカッター
板の半分まで進んだら、反対側から開け進んだほうが仕上がりが良くなる。開けたら紙やすりで丁寧に仕上げる。
ダクト穴は表側から直径56mm、裏側から直径60mmで開け、ダクト断面が表に出ないようにしたが、実際はけっこうずれるので彫刻刀などで細かい仕上げをする必要がある。
SP2_ダクト穴

ダクトの接着にはスーパー多用途と謳っている接着剤を使った。けっこう長い間べたべたしているので2液混合のエポキシのほうがよかったかもしれない。
SP3_ダクト接着
合板の表面だけが木工ボンドで付いているような部分が無いように、各面の接合部に松か桧の12mm角材を貼り付ける。底板は開けられるようにするため、この桟だけにネジ止めするから、木ネジを打ち込んで補強しておく。
端子台の穴はサークルカッターで穴を2つ開け、間をつないで楕円にした。端子台はジョンソンを使うが12mm板だとネジが届かないので、家にあった3.5mm厚のシナ合板を2枚貼り合わせて7mm厚にして取り付ける。全体の準備が整った状態でこんな感じ。
SP4_ボックス展開

底板を残し、木工ボンドを塗って組み立てる。クランプ金具などは持ってないので丈夫なロープで縛り、ネジって締め上げた後、押さえたい面に木片を差し込めばけっこう強力に固定できる。角にはL型のモール材(1メートルで50円くらい)を切って当て、ヘコミを防ぐ。
SP5_クランプ代用

一昼夜放置したら細かい部分の修正をする。桟のおかげで隙間はないはずだがコーナーは少々不安なので木工パテを塗り込む。裏板を留める桟の面に段差があったので木工パテを塗って、乾いてから均一に削って仕上げる。
SP6_パテ埋め

1mm厚のゴム板を切り出してパッキンを作る。実際に貼り付けてから重なった部分をカッターで一緒に切れば隙間無くつながる。
SP7_ゴムパッキン

340番くらいの紙やすりで表面を磨いてから、木工作用の水性ニスをハケで塗る。シンナー臭くないので部屋の中でできるのが良い。乾いては塗りを3回くらいしてから、400番くらいの紙やすりで磨き、仕上げ塗りをする。
SP8_ニス塗り
バスレフダクトのグレーが気になるのでマスキングしてから黒のラッカースプレーを吹き込んで着色した。細かい仕上げはマジックペンでOK。

吸音材には、PET(ペットボトルと同じ素材)フェルトを使った。1m×1m,t=10mmで798円+送料700円(日東サプライ楽天店)。グラスウールより断然扱い易いし、10mm厚なので調整がし易い。
http://item.rakuten.co.jp/auc-nittoh-supply/pet-000/
各面に木工ボンドで薄く貼り付ける。ダクトの周りは一応巻くことにして、スーパー多用途接着剤を付けて乾くまで押さえておく。
SP9_吸音材
スピーカーはフレームの構造上、バッフルの裏側から付けざるを得ない。木ネジでは強度が不安なのでM4の六角ビスを貫通し、ナットで締め付ける。端子はファストンのようだが、大きさが微妙に合わない。端子は#110/187/250しか入手できないので#187が入るようにスピーカー側をやすりで削った。底板パッキンのネジ穴は丸型彫刻刀で切り抜いてある。

SPA_完成前面SPB_完成背面

底板がパッキンの分だけ出っ張ってしまったが35年ぶりにしてはまずまずの仕上がり。システムとしてのインピーダンス特性はピークが30Hz(19Ω)と76Hz(22Ω)になった。設計より少しずつ低め。周波数特性は後日コンデンサマイクを入手して測定しよう。


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