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余計な部品を外してシンプルにしてみた [ヘッドホンアンプ]

オリジナル回路にはいろいろと余計な部品が付いているので、できるだけ外してしまおう。
AT-HA2(改)片CH回路

活躍の場がまず無いZD1、ZD2は要らないだろう。DCを垂れ流すソースはつながないのでC2も要らない。
R1はボリューム位置による入力インピーダンスの変化を抑えるというよりは、おそらく高すぎるゲインを下げる目的だから外す。暫定とはいえオペアンプのバイアス回路を10kΩにしたので、ボリューム全開だと入力インピーダンスが5kΩくらいになってしまう。心配になってSE-200PCIのライン出力インピーダンス(抵抗分)をONーOFF法で測ってみたら200Ωだった。10kΩのときと2%くらいの差なのでたいした問題にはならないだろう。
ヘッドホンのインピーダンスとオペアンプの位相余裕からして、C9とR5のZobel回路も要らないと思う。R6は音色を変化させる可能性があるのでとりあえず外して様子を見る。ZD3、ZD4も使用ケースからして要らない。

そうやって外しまくった回路がこれ。ちなみに電源回路はオリジナルのまま。
AT-HA2(改)シンプル回路

シリーズに入っていた部品の穴はジャンパ線でつないでおく。だいぶシンプルになった。
AT-HA2(改)シンプル基板


音色は・・・なんだか高音域が荒れていてうるさいのと、低音の量感に乏しい。
MDR-EX90SLは中高音が綺麗で締まった低音、という印象があるので、このアンプで鳴らすとそれが協調され過ぎるのかもしれない。逆にBOSEのほうは低音重視なのでそれが抑えられ、中音域寄りになる感じだ。こちらの組み合わせのほうが良い気がする。

ひずみ率は51Ω抵抗負荷、1kHzサイン波、1V出力で0.04%程度だった。これは演算で作ったサイン波をSE-200PCIから出力してアンプに入れ、ヘッドホン出力をまたSE-200PCIのライン入力から波形データとして取り込み、FFTをかけて高調波を合計したものだ。一応192000kHz、24ビットで入出力している(ように見える)が、100Hzのデータと差があり過ぎるし、SE-200PCIのライン出力と入力レベルによっても大きく値が違うので、あまり信用できない。ソフトも自作だし。
THD3414(10k)

SE-200PCIはライン入力電圧が1Vpeakでクリップするので、それ以上は抵抗による簡易アッテネータを入れて測った。出力電圧の低いほうはノイズが支配的になっているようだ。


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